ミニ音楽会再開

バラやツツジなどが美しく咲き始め、日差しが暖かくさすようになりました。春になると気分も高揚してきますね。

先日、当院の通所リハビリテーションで、久しぶりにミニ音楽会を開きました。コロナ安全対策には今まで通り注意して行いました。

院長のギター伴奏で、春がきたやふるさとなどの童謡を皆さんと合唱した後、私の孫とバイオリンの合奏を聴いていただきました。

孫がバイオリンを始めたので、私も六十年ぶりに再開したのです。小学校の頃は練習が嫌で逃げ回っていた不真面目な生徒でしたが、再開5ヶ月目にもかかわらず、不思議なことに、指は正しいポジションを記憶していました。小2の孫の指導のもとなんとか演奏できました。皆さんも私の音によく耐えて聴いてくださいました。皆さんに笑顔が見られましたので、ほっとしました。

写真は庭のバラと音楽会の様子です。

書籍「うちの父が運転をやめません」紹介

今年は好天に恵まれたせいか、桜を楽しむ時間が多かったような気がします。先週末は天気もよく、多くの方が花見を楽しまれた様子です。

さて、今回のブログは本の紹介です。
「うちの父が運転をやめません」作者:垣谷美雨 角川文庫です。

当院にも、交通違反をしたり、免許切り替え時の審査で問題を指摘され受診してを命じられた方がお見えになります。診察の経験から感じていた問題点が、この本にそのまま書かれていました。

交通の便の悪い郡部に住んでいると、車は生活に欠かせないものです。農地に出かける、近くに買い物に行く、病院に行くなど、どれも車がないと大問題です。
免許を取り、初めて車を運転した時、皆さん、その便利さ、快適さを実感し喜ばれたと思います。若い時だと、一人前の大人の仲間入りをしたような気分になった方も多いのです。だから、免許を失うことは、なんだかプライドを傷つけられたように感じる方もおられるようです。
しかし、実際高齢者の運転ミスによる事故のニュースをみると、中には死亡者も出て、場合によっては、運転者は罪に問われ懲役刑に処せられるケースもあるようです。

どのような対策いがいいのでしょうか?
車の運転をしなくなった場合に困らない体制づくりを早めに考えるのが必要ですね。
1。家族の協力体制の検討 2。電動シニアカートの早め導入

事故を起こしてからでは手遅れです。皆さん、年寄り扱いされたくありませんので、急に「運転をやめてください!免許を返納してください!」といっても、なかなかうなずくことはないと思います。

徐々に説得して、早めに対策を行うことが大事なようです。

筑後川の河川敷
耳納の山裾の桜

春が近づいてます!

3月13日より屋外では原則不要、屋内では原則着用とされていたマスクの使用が、個人の判断が基本となりました。

ただし、周囲の方に、感染を広げないために、受診時や、医療機関及び高齢者施設などを訪問するとき、通勤ラッシュ時など電車、バスに乗車する時にはマスク着用が推奨され、ご自身が感染から身を守るために、高齢者、基礎疾患を有する人、妊婦さんなどもマスク着用が推奨されます。(厚生労働省ホームページより)

やっとコロナ騒動から抜け出すことができそうですが、もとのライフスタイルに戻すためには、もうひと頑張りの必要がありそうです。

季節の変わり目はいつも目眩の方が増えるようです。春は花粉症もあり、温度差がある日常で体調をこわす人も増えますので、睡眠を充分に取り
体力をつけましょう。

写真は裏庭の梅の花です。

後期(好機)高齢者になりました。

先月、25日は誕生日でした。
75歳、後期高齢者です。前期とか後期とか分類しやすいとはいえ、後期という言葉は嫌ですね。

 開業当初、「先生、最近葬式に行くことが急に増えてきました」とご老人の患者さんが言われていたのが、実感となりました。
残された時間が短いのが現実になると、時間の大切さが益々増してきます。

「先生、歳とるといいことなーもなかばい」とよく言われました。嫌でも気分が落ち込みがちになりますね。
このままでは、貴重な残りの時間を無駄に消化することになるので、考え方を変えることにしました。
75歳を迎えた私には、ぼんやり過ごしていたような、無駄な時間はもうありません。時間を無駄なく有効に使いう、良いチャンスなのです。

後期高齢者の名前を返上して、好機高齢者にかえ、いろんなことに「好機到来、チャンス」と、考え直し、時間を有効に使うようにしました。
いろんなことに好奇心を持ち、好機到来と楽しんでみましょう。
一日中こたつに入って、テレビの番をしているようでは、本物の後期高齢者になり、人生を楽しむ好機はおとづれません。

頑張れ!好機高齢者。

父の遺伝子

明けましておめでとうございます。

コロナ感染が相変わらず、猛威をふるっています。重症化率は低いと言われてますが、感染者の数が増えれば、重症者もおのずと増えている
状況のようです。マスク、手洗い、大勢との会食を控えるなどは、残念ながら続けざるをえません。

新年初めのブログは岡田家の遺伝子について書いてみます。

最近、自分の行動のいくつかが、亡くなった父とそっくりということです。

父はいつも、ラジオを聴きながら寝ていました。母が眠れないだろうとスイッチを切ると、『聴いてる!」と怒ってました。先日、全く同じことを妻に言ってしまいました。僕は昔から、落語、漫才などお笑い好きなので、落語のラジオ放送などを聴きながら寝ているのです。人の声が聞こえているとなんかホッとするのです。話の途中で寝落ちしているのですが、スイッチが切られると目を覚まして文句を言うわけです。親父と同じ行動を取ってます。幸い、息子には遺伝してないようで、睡眠不足にはなってないようです。
あと、机の引き出しに色んな小物があふれているところも、そっくりです。高価な時計や万年筆の代わりに、捨てても気がつかないような文房具にあふれています。
父が現役を退いた年に徐々に近づいてます。その年まで、現役医師としてがんばりたいです。ただし、引き出しが足りなくなりそうですね。笑

師走ですね。

急に冷え込んできました。コロナがまた流行ってきているようです。今まで通りに、マスク、手洗いに努めましょう。

冷え込むことは悪いことばかりではなくて、今年はハゼ並木も自宅の紅葉も鮮やかな色づきをしています。
師が走りまわる。単語を見ただけでソワソワしてきますね。
年の終わりは面白エピソードで締めくくります。

コロナが流行する前の話です。
親睦会を兼ねて職員とインド料理に行った時のことです。
僕の隣は、辛いのが苦手な同年輩の運転手さんでした。

カレーが数種類とナン(インドのパン )が運ばれてきました。

説明役の僕は言いました。
院長「これナンて言うと」
運転手さん 「知りません」
院長 もいう一度 「これナンっていうと」
運転手さん 「知りません」
院長 「いやいやこれナンっていうと」
運転手さん、強い口調で「知りません!!!
怒ってしまいました。
僕の言い方が悪くて、「これ何て言うと?」といってると思い、知らないといってるのに何度も聞くので怒ってしまったと言うわけです。

事情が分かり、みんな大笑いしました。

写真はシティプラザ近くの年末風景と自宅の紅葉です。

夕焼け小焼け

急に冷え込んできました。
稲刈りも終わり、何かほっとした空気が漂ってます。
仕事終わりに、田んぼの方を見ると、きれいな夕焼けでした。
「良いところに住んだなぁ!」
つい声を出さずにはいられないほど、きれいな夕焼けでした。

趣味を持ちましょう

認知症防止のためにはどうしたらいいですか?とよく質問されます。

趣味をもってください、人と交流しましょう、答えています。多くの趣味のなかでも、これは間違いなく認知症の進行を防いでいると実感しているのは、読書です。

年をとってくると、視力の低下、集中力の低下により、本を読むのがおっくうになりますので、若いときから読書の習慣をもたれることがベストですが。

多くのお年寄りと知り合いになりましたが、僕がいままで最強の読書家とおもっている方が、98歳の女性のです。軽い脳梗塞で入院された時も、元気になってこられると、家族から数冊の本をとどけさせ、大きな天眼鏡でいつもよんでおられました。現在老人ホームにて療養中ですが、お部屋にいくと、相変わらず、しっかりと姿勢をただして、読書をしておられます。
「先生に勧められた、葉室麟さんを呼んでます」と記憶も確かです。最近、大勢の配役がでるテレビドラマなどは、人間関係を書いて確かめないと混乱してしまう私にとって、歴史小説をよみこなしているこの女性は目標のひとりです。

テレビをただつけて、一日中過ごしておられる方も多いようですが、見た内容をまとめて記録してみるといった、能動的な作業も大事ですね。

麦秋

麦秋
辞書によると、「麦秋とは、麦の穂がなり、収穫期を迎えた初夏の頃の季節のこと」とある。

病院の裏は田んぼ、目の前に耳納連山が迫る現在の地に開業したおかげで実感できる言葉です。

 このあと、麦が刈り取られ、耕され、焦茶色の大地が現れたと思うと、徐々に田んぼに水がはいり、一瞬ひんやりした空気を感じ、音も水に吸収されるのか、あたりが静かになる感じがします。

 あっという間に田植えが終わり、稲が育ってくると、緑に青々とし、風の通り道の稲が揺らぎ暑い夏になります。台風の洗礼をかわしたあと、稲穂が黄金の色に色づき、秋を迎えます。稲穂が刈り取られ耕された田んぼがまた、焦茶色になります。

 季節の変化を色や音や匂いで感じるようになったと感じています。田舎に住まないとわからなかった事で、すっかりその変化を楽しむようになっている自分に気がつきました。

体力維持に励んでいます。

外来で長い間患者さんをみていると、歩きが徐々に衰え老いがくるように感じます。友人の大学教授の話では、念に1%筋肉がおちてくるとのことです。
患者さんに、歩きなさい、身体を鍛えなさいといってばかりではいけないので、最近、北野町にある久留米市立のスポーツジムに通ってます。
きれいな図書館も併設されているので、借りた本をよみながら、自転車をこいだり、マシンで筋トレをやってます。
疲れた仕事おわりに行くのはちょっと大変ですが、がんばってます。